美作市松脇の松脇井せきに八畳岩と呼ばれる大きな岩があります。

そこには昔、河童が住んでいて田畑を荒らすなど

村人を困らせていたようです。

ある日、村人が村へと帰っている途中、川のほうから助けを呼ぶ声が

聞こえたため、持っていて土産を近くの木の枝にかけ、

八畳岩まで降りてみましたが、誰の姿も見えませんでした。

不思議に思いながらも引き返すと、かけておいた土産が河童に盗られてしまっていました。

村人が村に帰って話をすると、村の愛宕様にお参りをして河童を懲らしめてもらおう

ということになり、村人たちは毎日毎日、朝早くからお参りし、お供えをしていました。

そんなある日のこと、寝過した村人が昼ごろに愛宕山へと登ってみると、そこには・・・